人気ブログランキング | 話題のタグを見る

セレニユウムトナー

コダックのラピッドセレニウムトナーがようやく手に入った。
セレニウムトナーは現在受注生産で銀一でも12本単位でしか販売しておらず
なおかつオーダーしてから3ヶ月ほど待たされるようだ。
ただ下の写真でも解るようにどくろのマークが付き、劇薬指定となっている。
仮に東京の銀一で購入しても飛行機にも乗せることが出来ず、大変な代物だ。
幸い札幌の知り合いがアメリカのB&Hのサイトで購入していて、一本分けてくれた。

セレニウムトナーは保護調色材で主に作品の保護を目的としたアーカイバル処理に使われる
ようだ。私の場合はアーカイバルというよりはモノクロプリントの最暗部の黒を少しでも
引き締めたいと思い使ってみることにした。
とりあえず40対1の希釈で試してみた。
印画紙はどちらもバライタ紙でイルフォードのWTとオリエンタルのニューシーガルを使う。
この希釈倍率では結果として、イルフォードの方がかなり変わった、というか元々ウォームトーン
の印画紙で温黒調なのにさらに温黒調になりその濃淡もいちまいいちまいかなりばらつく。
ニューシーガルの方はそれほどの変化はなく、確かに黒が少ししまったような感じに見える。
この薬品は希釈倍率で色調がかなり変わるようなので、あすは20対1ぐらいで
やってみようと思う。
セレニユウムトナー_a0177542_2032750.jpg