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プラハの春

一昨日、恵比寿の東京都写真美術館に行ってきた。
1986年のチェコ事件(チェコ動乱)を撮影したジョセフ・クーデルカの写真展が開催されていた。
私の記憶にもうっすらと中学生の頃、チェコ動乱のニュースが流れていたのを記憶している。
今回初めて知ったのだが、クーデルカはプラハに進行したワルシャワ条約機構軍に対して団結して抵抗した市民の攻防を写真に収めた。しかしその写真は国内て発表できる状況ではなく、秘密裏にアメリカに持ち出し家族への迫害を恐れ「プラハの写真家」として匿名で発表された。そして写真家の名前を伏せたままロバート・キャパ賞を受賞する。
展示されている写真を見ていると、ある日突然普通の生活をしている市民の前に戦車や兵隊が現れ自由を奪って行く有様がよくわかった。いきなり日常生活を奪われた市民はどう対応したのか。あるものはソビエト兵を説得し、あるものは戦車のキャタビらに角材をかませる。クーデルカの写真は市民の目線でその様をえぐり出す。
圧倒的な武力を持った相手に対抗して行く気高さ、本当に久々に感動した。
写真の力はすばらしいと改めて思う。
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by mdsaw097 | 2011-05-29 21:16 | 写真展 | Comments(0)