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Rjukanの街

ノルウェーRjukanでの6日間の撮影を終えオスロに先ほど戻ってきた。
Rjukanはオスロか直線距離で150Km,バスで3時間ほどの所にある。人口4,000人弱の小さな街で2,000m級の山々に囲まれ半年しか太陽の日がまちに届かない。古くから人が住んでいたわけではないようで1911年にこの街の外れに世界で初めて水力発電所が出来それで出来たような感じだ。半年しか太陽の日を拝むことが出来ないので以前はロープウェーで山の上まで行き日光浴をしていたようだ。人間には日の光というのは必要で普段考えないが、このような場所では切実なのかもしれない。それで今から6年ほど前の2013年になぜかアーティストの指揮で山の上に巨大な鏡を設置して街を照らそうというプロジェクトにより鏡が設置され街を照らすようになった。そのニュースを以前CNNで見てから大変興味がわきいつかは撮影の行こうと考えていた。

そしてこのRjukanの街を調べて行くうちにかつての古い映画で「テレマークの要塞」のロケ地であることがわかった。私もかなり昔に見たので記憶が定かではなかったが吹雪の中レジスタンスのメンバーが絶壁をのぼり戦っていた姿を覚えている。この映画は実話を元に制作され、第二次世界大戦当時ナチスドイツに占領されていたRjukanの街の発電所で原爆製造が密かに行われていた。ただ連合軍にその情報がもたらされ、ノルウェーのレジスタンスと連合軍の工作員がこの計画を阻止するというストーリだった。現在はこの発電所は博物館になり大戦当時の資料等を展示している。
私がこの街に行くためオスロからバスに乗ると隣に座っていた老人がこのテレマークの要塞の史実を延々と私に話してくれた。とにかくこの街に取りナチスの原爆製造を阻止した男たちは英雄でヒーローなのだ。

私も当時の人たちの追体験をするため街から6Kmほどを歩き撮影に臨んだ。しかし一回目は激しい風と寒さのためブレた写真3枚を撮っただけで退散した。手の感覚もなくなりカメラも動かなくなった。左手の小指が軽い凍傷にかかったようで今でも感覚がない。ただ二回目に上がったときは風もなく気温も高くなっていた。
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by mdsaw097 | 2019-02-07 01:28 | 撮影 | Comments(0)