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写真家柳沢信

今年も昨年に引き続き10月にHokkaido Photo Festaを開催する。このフェスタはポートフォリオレビューがメインの企画でレビュアーには著名な評論家や写真家、キュレーターの方々にお越し頂き、レビューアーの選出で写真集発刊まで持って行くという企画だ。北海道では珍しい企画なので昨年も沢山の方々に参加して頂いた。
もう一つの核となる企画は、フォーラムで北海道に関わるもしくは北海道で写真表現をする写真家にスポットを当て北海道の写真史、さらには北海道そのものを見つめ直してみようという企画である。
今年のフォーラムでは「写真家柳沢信の見た北海道」というテーマで開催する。柳沢信氏は昨年当フェスタで企画展をした、森山大道氏と同じく1970年代に北海道を撮っている。当時雑誌の取材で全国各地を撮っていてその中に北海道が入っていたと言うことではあるが、森山氏とのスタンスの違いが際立っているようだ。その違いから当時の時代の日本写真などについて写真評論家のタカザワケンジ氏のレクチャーでフォーラムを進めて行く予定である。
私も遅まきながら柳沢氏の写真集などを購入していろいろ調べている。先ほども「Untitled」という氏の写真集が届き早速拝見するがなかなか言葉では表現することの出来ない感動をおぼえる。私もフィルムでのモノクロプリントをしているが、最近はデジタルでのカラーの作品が多くなり、正直あまりフィルムモノクロプリントには力が入っていなかった。しかしこの写真集を拝見してしばらくぶりに凄い感動をおぼえる。撮影されている地域に北海道も多く含まれているが、撮されている場所の古さを超えて本当に"かっこいい"と思える作品が並んでいる。
柳沢氏は観察者としての写真に徹底していたと聞いているが、そのまなざしの鋭さは半端出来なく見ている人に語りかけてくるエネルギーのすごさを感じる。
10月のフォーラムが楽しみだ。
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by mdsaw097 | 2019-08-02 17:05 | モノクロプリント | Comments(0)