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先日とある友人から窓社の西山社長が2年ほど前に亡くなっていたと聞かされた。しばらく連絡もとっていなかったので驚いたとともに複雑な気持ちになった。
西山さんには2015年に私の自販機写真集「メルシー」を作っていただいたご縁がある。よく考えてみると私の写真集が西山さんが作られた写真集としては最後だったのでは思う。
窓社は写真集に特化した出版社だと西山さんからお聞きしている。今まで素晴らしい名著を世に出し、作家の育成にもご尽力されていた。
私との出会いも2014年に新宿ニコンサロンでの個展に来ていただき、写真集の出版まで導いていただいた。メルシーは私の自販機写真としては初めての写真集で大変ありがたかった。
メルシーというタイトルも西山さんの案で、私としてはもう少し直接的な言い回しのタイトルと考えていたが、デザイナーの方とみなさんで話し合った結果メルシーになった。
ただ今思えば西山さんの今までの写真集製作に対する最後の「ありがとう-メルシー」が込められていたような気がする。
ご冥福をお祈りいたします。
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ノルウェーRjukanでの6日間の撮影を終えオスロに先ほど戻ってきた。
Rjukanはオスロか直線距離で150Km,バスで3時間ほどの所にある。人口4,000人弱の小さな街で2,000m級の山々に囲まれ半年しか太陽の日がまちに届かない。古くから人が住んでいたわけではないようで1911年にこの街の外れに世界で初めて水力発電所が出来それで出来たような感じだ。半年しか太陽の日を拝むことが出来ないので以前はロープウェーで山の上まで行き日光浴をしていたようだ。人間には日の光というのは必要で普段考えないが、このような場所では切実なのかもしれない。それで今から6年ほど前の2013年になぜかアーティストの指揮で山の上に巨大な鏡を設置して街を照らそうというプロジェクトにより鏡が設置され街を照らすようになった。そのニュースを以前CNNで見てから大変興味がわきいつかは撮影の行こうと考えていた。

そしてこのRjukanの街を調べて行くうちにかつての古い映画で「テレマークの要塞」のロケ地であることがわかった。私もかなり昔に見たので記憶が定かではなかったが吹雪の中レジスタンスのメンバーが絶壁をのぼり戦っていた姿を覚えている。この映画は実話を元に制作され、第二次世界大戦当時ナチスドイツに占領されていたRjukanの街の発電所で原爆製造が密かに行われていた。ただ連合軍にその情報がもたらされ、ノルウェーのレジスタンスと連合軍の工作員がこの計画を阻止するというストーリだった。現在はこの発電所は博物館になり大戦当時の資料等を展示している。
私がこの街に行くためオスロからバスに乗ると隣に座っていた老人がこのテレマークの要塞の史実を延々と私に話してくれた。とにかくこの街に取りナチスの原爆製造を阻止した男たちは英雄でヒーローなのだ。

私も当時の人たちの追体験をするため街から6Kmほどを歩き撮影に臨んだ。しかし一回目は激しい風と寒さのためブレた写真3枚を撮っただけで退散した。手の感覚もなくなりカメラも動かなくなった。左手の小指が軽い凍傷にかかったようで今でも感覚がない。ただ二回目に上がったときは風もなく気温も高くなっていた。
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札幌もようやく冬らしくなり毎日撮影に繰り出している。
年明け2月にオランダで開催されるロッテルダムフォトフェアーへの展示作品の締め切りが、1月中旬と設定されている。
今回の展示は新作でということなのでH6Dを使いクリスマスも年末も関係なく撮りためている。

ただここにきて問題になっているのがH6Dのバッテリーだ。
とにかくこのカメラはハイクオリティーでまさに私の意図している画質で仕上げることができる。そのような意味で使い始めてまで数ヶ月ですっかり馴染んでいる。
昨年末購入したニコンD850はすっかりカメラバックの中で休んでいただいている状況だ。
しかし、寒くなってくるとH6Dのバッテリーの消耗の早いのには驚いた。−4℃の条件で27分の露光時間の設定をしたら14分でバッテリーが落ちた。
その後新しいバッテリーに変え、5分の露光を3回繰り返したらこのバッテリーもなくななった。
暖かい時にはほとんど気にしたことがなかったが温度が下がるとバッテリーの消耗が著して。
対策として今は羽毛の防寒カバーにレンズ曇り防止用のUSBヒーターをバッテリーに貼り付けて使っている。ここまですると流石にこの温度でも普通に使えるようになる。

1月後半からはノルウェーでの撮影もあるのでH6Dには頑張ってもらわなければならない。

パリフォトから帰ってきて一週間が経ち、時差ボケもようやくなくなってきた。
パリフォトでは今年は展示は叶わなかったが、来年は契約しているパリのコマーシャルギャラリーco119が出展するので
私の展示も叶いそうである。パリフォトでの展示は長年の夢の一つであった。

以前から夢というか目標としてきたことが近年少しづつ叶うようになってきた。
もう晩年になってきているのでそろそろタイムリミットも近づいている、そのような意味ではいい傾向だ。

パリフォトの余韻も冷めないうちに、来年2月のオランダ・ロッテルダムフォトでの展示のお話が舞い込んできた。
ついでというか、以前から温めていたノルウェー・リンカシューの撮影も一緒にいようと考えている。
リンカシューは2,000m級の山に囲まれた谷底の町で、一年のうち半年しか太陽の光が街にあたらない。
そこで4前にアーティストの主導で町の背後の山に巨大な鏡を取り付け、街に光を当てようというプロジェクトがで
実現した。その光景をCNNのニュースなどで見た瞬間私の感性が反応した。その光景で作品ができるような気がする。
現在進めているプロジェクトにも加えることができるような気がした。
ただ天気や地形などもあり自分の思い描いたように撮れるかは現地に行って見ないとわからない。

寒さの厳しい時期だけに色々な不安要素がある、ただとりあえず自分の感性を信じたいと思う。
ロッテルダムフォトの前に行きなんとか不確実な自分の夢を実現したいと思う。
今までもいつも初めはこんな感じで初めとりあえず形にしてきた、今回はどうなるか?
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久々のプログです。

春からオランダの個展やらHOKKAIDO PHOTO FESTAの準備さらには東川国際フォトフェスタでの特別作家賞受賞などでバタバタしておりました。
そんなこんなでとりあえず一連の行事が終わり一息ついて居ます。
春から自分の作品はほとんど撮れて居なかったので、ここで心機一転新作を撮ろうと思い、頑張ってハッセルブラットH6D-100Cを購入しました。
まだ試験段階ですが、ニコンD850とは段違いの描写を見せてくれて居ます。
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昨日から札幌は春の嵐に見舞われている。
昨夜は飲み会があり一旦帰宅したが、どうしても中島公園の撮影がしたくて地下鉄で戻った。

みぞれ混じりの雪が降っていて、日中積もった雪が溶けかけていた。
この景色も一瞬の景色で、朝には雪が木々の枝から落ちていた。
まさに一期一会である。
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2017年も最後の日を迎えた。

今年は私にとり思い出深い年となった。
1月、年が明けてすぐにオランダでの写真集の印刷立会いに行き、1月末からエプサイトでの個展が始まった。
2月もエプサイトの個展が終わった翌日から六本木の禅フォトでの個展が始まった。
初めてのコマーシャルギャラリーでの個展開催で今までのレンタルやメーカー系のギャラリーとは大きく違うと感じた。

私は今からちょうど10年前ブリッツシンターナショナルの福川氏のセミナーを受講し、作家の世界をはじめて知った。
この時立てた目標が三つある。一つは写真集の出版、一つはコマーシャルギャラリーでの個展、もう一つが美術館へのパーマネントコレクションの収蔵である。
この三つの目標を10年で達成したいと考えていたが何とか写真集とコマーシャルギャラリーでの個展は間に合った。
今年は禅フォトでの個展がご縁でバリのコマーシャルギャラリーである&co119でも先日から個展を開催している。

こちらは偶然のタイミングではあるが事前にCNNやシュピーゲルなどのメディアで取り上げていただいたことで大変好評である。
プリントの売り上げも驚くほどあり会期の延長をしていただくことになった。
コマーシャルギャラリーの場合はやはりプリントの売り上げというのが大変重要でなんとか面目を保てたと考えている。
co119ではギャラリースタッフの重要性というのもすごく大切だと感じた。
作品のセレクションやシーケンス、さらに展示のレイアウトなどすべてスタッフの采配のいかんにかかっている。
このギャラリーのスタッフのジェシカさんはこのギャラリーの前はマグナムのギャラリーで仕事をしていて、マグナムのギャラリーが
閉鎖になったのでこのギャラリーに来たとのことだった。
とにかくいろいろな面で彼女にお世話になった。下の写真は彼女と帰る時に撮った記念写真だ。

写真集の方も2月に上梓して年末にPhoto-eyeのBest Photobooks2017に選ばれ発売元のshashashaの2017年度売り上げNo,1になりほとんど完売状態である。
久々に本当に嬉しい年末を迎えている。
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オーダーして2ヶ月ようやくニコンのD850が届いた。
とりあえず今まで使っていたD800はスレーブ機能があるので残してある。

早速D850を使って見たがまだきちんと使っていない事もありあまりD800との違いがわからない。
さしあたりISO25000がどのぐらいまで使えるか試したら確かにそれなりの画質になった。(下の猫の写真です)
明後日から山口県方面に取材に出かけるのでここいらからほっ料を発揮してほしいものだ。
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現在、日本コカ・コーラ社とコミッションワーク(委託制作)で写真集を作っている。
コミションワークは日本では特に写真の世界ではあまり耳慣れない言葉だが、欧米の現代アートの世界では普通に行われているようだ。

日本コカ・コーラ社が創立60年を記念して私の写真集を作れないだろうかと打診された時、正直自分の作品がCMで使われるのはできないと考えていた。
ただ日本コカ・コーラ社が私のアートワークの延長で考えてくれているのがわかり快諾させていただいた。
通常CMの場合クライアントの意向に沿って作品を作って行く。ただしアートの場合は作家のコンセプト意思なりが全てだと思う。そのためCMとアートは通常馴染まないものだと考えられている。ただ今回は私の意向が全て優先され結果としてコカコーラ社のためにもなるということでコミッションワークが成立した。
私はアートが特定の企業であれその企業の企業価値がアートにより高まるのであればそれはいいことだと思う。ただ通常の自分の創作活動が特定の企業を意識したものであることには反対したいと考えている。
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先週、通信社の仕事ではじめて室蘭の工場夜景を撮ってきた。
普段撮ることの被写体だったが帰宅したが午前3時と疲れた。

ついでに目に付いた自販機も撮ってきたが、室蘭は古い街並みもあり結構このような被写体がありそうだ。
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