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カテゴリ:モノクロプリント( 30 )

今年も昨年に引き続き10月にHokkaido Photo Festaを開催する。このフェスタはポートフォリオレビューがメインの企画でレビュアーには著名な評論家や写真家、キュレーターの方々にお越し頂き、レビューアーの選出で写真集発刊まで持って行くという企画だ。北海道では珍しい企画なので昨年も沢山の方々に参加して頂いた。
もう一つの核となる企画は、フォーラムで北海道に関わるもしくは北海道で写真表現をする写真家にスポットを当て北海道の写真史、さらには北海道そのものを見つめ直してみようという企画である。
今年のフォーラムでは「写真家柳沢信の見た北海道」というテーマで開催する。柳沢信氏は昨年当フェスタで企画展をした、森山大道氏と同じく1970年代に北海道を撮っている。当時雑誌の取材で全国各地を撮っていてその中に北海道が入っていたと言うことではあるが、森山氏とのスタンスの違いが際立っているようだ。その違いから当時の時代の日本写真などについて写真評論家のタカザワケンジ氏のレクチャーでフォーラムを進めて行く予定である。
私も遅まきながら柳沢氏の写真集などを購入していろいろ調べている。先ほども「Untitled」という氏の写真集が届き早速拝見するがなかなか言葉では表現することの出来ない感動をおぼえる。私もフィルムでのモノクロプリントをしているが、最近はデジタルでのカラーの作品が多くなり、正直あまりフィルムモノクロプリントには力が入っていなかった。しかしこの写真集を拝見してしばらくぶりに凄い感動をおぼえる。撮影されている地域に北海道も多く含まれているが、撮されている場所の古さを超えて本当に"かっこいい"と思える作品が並んでいる。
柳沢氏は観察者としての写真に徹底していたと聞いているが、そのまなざしの鋭さは半端出来なく見ている人に語りかけてくるエネルギーのすごさを感じる。
10月のフォーラムが楽しみだ。
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約1ヶ月かかった16×20inのプリントもほぼ終わりに近ずいてきた。
このサイズで70枚仕上げるのはかなり気合を入れないとだめだ。

全てに満足の行く仕上がりではないがとりあえずできた。

昨日からふくちゃんにも手伝ってもらいフラットにング中。
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NPCの写真展も終わりようやく時間が出来てきたので10月開催のコニカミノルタでの個展用プリントを始めた。16×20inプリントの作品を36点作るのだが一ヶ月はかかるだろうか。
この大きさとなると1日にできるのはせいぜい5点か6点となる。

修行のような日が続く。
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ハッセルブラッドフレックスボディーをようやく手に入れた。
自販機のある風景を撮影していて、少しでも仰角にすると自販機が垂直に歪んでしまうことが大変気になっていた。
歪みのないフラットな景色の中にある自販機が私としては一番自然だと考えている。
そのような意味でフレックスボディーは是非手に入れたいと思っていたが、ようやく手に入れることができた。
歪みをなくするのなら4×5のカメラを使えば良いのだが、これからはフォーマットを6×6で揃えたいということもあり
この選択となった。フレックスボディーは操作的には4×5のカメラとあまり変わらない。
マガジンスライドを抜いてもシャッターが切れるなど、慣れるまで気を使うカメラだ。
ただティルトとシフトをくしして歪みのない画像ができたら、そのようなことを言ってはいられない。
ただ、ただ使って慣れるのみ。
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写真集制作も佳境に入り、用紙と印刷の仕立てを決定するためのテスト判が届いた。ニスを引いた物と引かない物があるが、印画紙がウォームトーンなのでやはりニスを引いた方が合うような気がする。次は色校正と印刷の立ち会いだ。
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 年明け2月に上梓予定の写真集構成案を見ながら先月訪れたパリを思い出した。
いままで欧米の都市にはあまり興味が無かった。おそらく以前訪れたロンドンがあまりにも面白くなかったからだろう。撮影の仕事でフィンランドに行く途中に寄った物だが、結局一枚も写真を撮らずに帰ってきた。石造りで歴史ある建物が多くすごいとは思ったが、クールな人々の姿にあまり日本との差を感じなかった。滞在期間も短かったということもあるが、この街の雰囲気があまり好きにはなれなかった。
そのようなイメージで先月パリを訪れたが、街全体にウエットな感じを受けその一週間前までいたカシュガルとあまり違和感が無かった。かなり寒かったと思うがオープンカフェで昼間からビール片手に話し込む人々に、又、路地で三脚を立て写真撮影をしていると普通に話しかけられた。そんなやり取りも面白かったし、この雰囲気が私には合っていた。
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12月に窓社から発刊予定の写真集用プリントが完成した。
ほぼ一ヶ月間、毎日のようにプリントを繰り返しようやく64点の作品が完成した。
ゆっくり眺めるも無く窓社に発送する準備をしたが、一つの仕事をやり終えた充実感はある。
やはり銀塩プリントが好きである、改めて言うまでもないがグラディエーションの美しさや黒の締まりはインクジェットプリントでは出せない物だと思う。

これからは編集の作業に入るが、なれない作業ではあるがみなさまのお力をお借りしていい写真集にして行きたいと思う。
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萩原義弘氏の新作「SNOWY II the frosty hour」が届いた。
前作から踏襲された鉱山などの廃墟に降り積もった雪のフォルムの作品はとにかく素晴らしい。
廃墟写真が現在はやりだというが、萩原氏のまなざしは珍しさや廃墟のワビなどという次元の話ではない。精力的に数十年に渡り取材をした鉱山などのドキュメンタリーから派生したものだ。そんな重たいテーマもこの写真集を見ていると美しい記憶になって行く。写真集の印刷のクオリティーも素晴らしいので是非一度見ていただきたい。
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8月にオメガD-6を譲っていただき、先月から本格的に使用している。オメガD-6のような散光式は集散光式のようにコンデンサーレンズをとおさない分、周辺光量などの不足は少ないと予想していたが思った以上の良い結果になっている。集散光式に比べるとフィルターで0.5程度の軟調になるように思う。私のプリントは元々固いプリントだと言われていたのでちょうど良い結果となり、コントラストなども充分に感じられる。シャープ感なども申し分無く、大型機の余裕を感じる。
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春から探していたオメガの引き延ばし機が見つかり先日譲っていただいた。今まで使っていた集散光式の引き延ばし機だと、フィルターの号数よる階調のコントロールに限界を感じていた。通常2号のフィルターをベースにプリントをしているが、少し固めに感じていた。しかし1.5号のフィルターにすると黒がうまく出せず、散光式の引き延ばし機にすることにより解消できるのではと期待をしている。それとコンデンサーレンズを使わない分、周辺光量の不足という問題も解消できるのではと期待をしている。
とにかく型いが大きく、知り合いにテーブルを作っていただき設置をした。かなりの年代物なのでこれからいろいろメインテナンスをしてからの使用になるが、楽しみにしている。
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