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昨年スイスで開催されたPhoto Baselでの展示を見て、11月にPhillips Londonの担当者から連絡をいただいた。その後、東京で今年の1月にこの担当者と現在私の作品のプライマリーをしていただいているcaseのスタッフとの話し合いで今回のPhillips Londonのオークション参加が決まった。オークションへの参加というのはリスクがあると聞かされていた。一度落札されないとその作品は最低5年は出品できないなどである。しかし私がこの世界に入り始めた十数年前、欧米にはオークションを頂点にコマーシャルギャラリーがありそれを支えるコレクターやオーディエンスがいてという世界が出来上がっていると聞かされていた。ならば自分の目標としてコマーシャルギャラリーで私の作品を取り扱ってもらい、オークションで公正な評価を目指そうと考えていた。そのために毎年東京での個展を開催して地道に活動した結果、東京やバリのコマーシャルギャラリーでの作品取り扱いにたどり着き、今回初めてのオークション参加となった。

Phillips Londonへのオークション参加は初めてということもあり現地に行って見た。Phillips Londonのオークションは300年ほどの歴史があると聞いていた。写真のほかにも宝石や色々なオークションを開催している。写真のオークションも昨年のカタログを見るとヘルムニュートンやメイプルソープなどの作品が7,000万円などと高額で取引されている。日本からも杉本博司や深瀬昌久などの作品がやはり高額で取引されていた。

オークションの前にプリセールスエキシビジョンが一週間ほど展示されていて、広く明るい会場にきちんと額装された自分の作品が展示をされているのを見るとしばし感激した。オークション当日会場に行って見ると、オーディエンスが座る椅子は透明な椅子でその右手には電話対応のスタップが並び左にはネット対応のスタッフの席になっていた。正面にはオークシュニアの女性と補助のスタッフがいてオークションが始まった。オークシュニアの女性は簡単にいうと大変格好良く采配を振るい、本当に華やかなオーラを醸し出していた。オークションが始まり電話とネットと客席から声がかかり値段が上がって行く。時間にして数分で値段が決まってゆくテンポの速さが心地よい。私は52番目だったが1時間ほどで私の番になった。早いテンポで進むので誰が入札したのかわからないまま見積もり価格より多く落札された。時間にして数分だったと思う。しかしこの時間の高揚感はすごく、時間が経つごとに湧き上がってくる者があった。落札状況はリンクをご覧ください。https://www.phillips.com/detail/EIJI-OHASHI/UK040119/52

このようにオークションは終わったがこれで全てが終わったわけではない。今一度思うのはやはり次の目標として美術館での展示と収蔵であろうか。しかしこの目標に対するハードルは高い。今一度作品作りを一から考え直して臨みたいと思う。
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